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グラフ上の特定部分のみ値を強調して表示する方法

本記事では、Lookerの標準のテーブル計算機能を使って、グラフ上の特定部分のみ値を表示する方法を紹介しますた。お客様の要件で、稀に最新日であったり、特定日のみだけ、グラフ上に分かり易く表示したいという要件がございます。設定だけでどのようにして表示するか説明いたします。


以下の画像のように、特定の日の値のみを強調して表示したい場合に、どのようにして設定していくか、順を追って説明いたします。この例では、日毎の売上の推移を折れ線グラフで表示しておりますが、そのうち2020/01/01の値を強調表示しております。

これから必要な設定作業をステップ毎にご説明いたします。まずはじめに、Exploreにて日毎の売上推移を折れ線グラフで表示するように設定します。

次に、以下のようにテーブル計算機能を使い、指定した日のみ値が算出される項目を作成します。
この時、if関数と日付抽出関数を使って、特定の日だけ値を返し、それ以外はnullを返すように設定しました。

そうすると、以下のように特定日のみ値が表示される項目とグラフが追加されました。

次にnullの部分のグラフの線が必要ありませんので、その部分を削除します。まずはじめに、グラフの設定画面を開き、「Plot」タブの「Plot Null Values」のトグルをオフにします。

次に、「Series」タブの「CUSTOMIZATIONS」のテーブル計算項目を展開し、「タイプ」を「Column」を選択します。そうすることで、強調したいところでグラフ上に縦線が引かれたように見えます。

次に、「Y」タブの「LEFT AXES」のテーブル計算項目を別の軸(例ではLeft 2)に移動し、さらに軸の設定で「Scale Type」を「Logarithmic」にし、軸の名前と目盛り表示のトグルをオフにして非表示にします。


次に、「Values」タブに移動し、「Value Labels」のトグルをオンにします。ただ、そうすると例のように最初のグループの値にもラベルが付いて見辛い状態になります。

「Value Colors」に「Transparent, blue」と入力し、最初のグループの文字を透明にし、第2グループのテーブル計算項目のみ色を指定して表示させるようにします。

これで特定日のみ値が表示されるグラフが完成です。

今回の方法を応用して、テーブル計算のifで比較する値を、テーブル計算項目に直接指定した値ではなく、maxを使って最新日にしたり、LookMLを修正してパラメータで指定した日を強調するようにすることも可能です。

このようにテーブル計算とグラフの書式を工夫して、より見やすい可視化を実践してみてはいかがでしょうか。